着物のシミ抜き
これはこれは大変な技術です。
基本はシルク素材でできているものが多いですが、織り方、染め方ひとつで、全く違う着物ができます。
有名な加賀友禅、京友禅などでは何百万もするものも珍しくありません。
また着物は滅多に洗わない方が多いため、汗をかいた後、放置してしまい、黄色く黄変などが進んでしまっているお着物も非常に多いです。
そしてクリーニング店ではその選別ができないと、安易に水を付け、型崩れを起こしてしまう場合もあります。
ですから非常に選別が重要なわけです。
そして今回の講習会では【着物の金線描き(講習会)】を行いました。
これは、シミを抜く際、シミが濃いと、着物本来の地の色も抜けてしまう場合が多いです。
そして着物の地の色に合わせた色を再度染色し直します。(色掛け・色修正)
さらに、そのシミがあった箇所に金粉や何か模様が描いてあった場合、模様も消えてしまいますから、その模様を復元する技術です。
①チャコペーパーで模様を写す。 ②金粉(配合は企業秘密)を描いていく。
職人でないと、同じような細い均等な線で描けないですから、非常に難しい技術です。
着物のクリーニング・修復・シミ抜きは難しく現状、高額ですから、その技術をクリーニング屋さんが習得していくことで、お客様にとってももっと割安に提供できたら、いいのかなと思います。
そういった事も含めて、幅広い知識と技術を身に付け、お客様の顧客満足度をあげていけたら良いと思います。
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