色褪せたキャップの色修正方法をご紹介
当店の秘技をお見せします。笑
今回色褪せを修正させて頂いたキャップはこちら。
◆ヨシノリコタケのキャップ(伊勢丹限定モデル)
正面
正面から見ても色褪せがわかりますね。
左サイド
右サイド
◆シミ抜き
これだけ色褪せているので、汗と一緒に皮脂もキャップに残っており、この皮脂がやっかい。
汗や皮脂を放置するとこのように色褪せを引き起こします。
ですので、まずは、皮脂を取り除く、シミ抜き(油分除去)を行っていきます。
◆クリーニング(水洗い)
洗剤水にしばらく漬け込み、汗を取り除きます。
◆自然乾燥後
こんな感じにまだ脂分が残っていると、うまく色がのっていかないため、何度もシミ抜き(油分除去)をしていきます。
油分は除去できました。
が、色が薄くなってますね。
汗や油分が、地の色素を破壊してしまっているので、クリーニング後は前の見た目より、多少薄くなる事が多いです。
◆色修正
ここからが大変です。
こんな感じで、地の色に近い色と、どの染料を使ったらいいかなどを考え、
広範囲にはピースガンで、吹付け
細かい部分などは、筆で一筆一筆修正していきます。
◆色修正後
左サイド
右サイド
正面
遠目で見ればほぼわからないレベルに。
※ちなみに、黒という色は、一番作るのが難しい色です。
元が何の染料を使っているのか、どんな混合で色を作っているのか把握できませんので、全く同じ色を作る事も不可能です。
ですから、ムラに色褪せてしまっている部分に、どんな色を作って色修正したら目立たないか、いかにうまくボカすか、これが一番重要です。
◆Befor After
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