ハロウィンでついた血糊の落とし方とは? (水性アクリル樹脂・着色料系)
ハロウィンの必須アイテム【血糊】
今年ハロウィンパーティで使ったという方も多いはず。
ハロウィンパーティーに参加した際
・私服についてしまった!
・衣装に血糊つけたけど、これって落ちるのかな?落ちるなら来年も使いたい!
などのお声がちらほら聞こえます。
でも血糊にも色んな種類がありまして、、
ボディペイント用であったり、衣装用であったりと、またメーカーによっても成分は様々。
正直落ちるか落ないかは、クリーニングやシミ抜きをしてみないとわかりません。
先日の記事ではボディペイント用の顔料系の血糊についてご紹介しました↓↓
~顔料系の血糊の落とし方~
ハロウィンでついた血糊の落とし方とは? (顔料系血糊)
今回は、衣装用の血糊の落とし方について、実験&ご紹介させていただきました。
ハロウィンでついた血糊の落とし方とは? (水性アクリル樹脂・着色料系)
まずはできるだけ家庭洗濯で落ちるか実験です。
◆血糊
スプレー用血糊
成分:グリセリン、水性アクリル樹脂、着色料、尿素、水 ※ここがポイント
◆衣装はハロウィン用仮装のウェディングドレス風の衣装
全体に血糊をスプレーしてあります。
◆取り扱い表示
・30度以上の温度で洗わないでください。
・常温での水洗いは可能です。
・漂白処理はNG
となっています。
◆バケツに粉石鹸をいれます。
◆よく混ぜまず。
◆血糊のついたドレスをいれます。漬け込み!
◆30分漬け込み後
◆漬け込み後の水
たっぷり血糊の色が出ています。
これは期待!
◆すすぎ後
なんとめちゃくちゃきれいになってる!!
◆しかし、シミが残りました。
よく見ると、胸の部分にうっすらと。
そーいえば友達が、血糊をスプレーするとき、この辺を中心に血糊をスプレーしてたなーΣ(゚д゚lll)
なるほど!
◆シミ抜き
という事で、ここからは家庭洗濯ではありませんが、シミ抜き剤を使用。
しかし、落ちません。
赤の色素はかなり強いんです。
※さらに、シミ抜き技術には本来、シミの種類によってのシミ抜き剤の使う順番があります。
特に濃いシミの場合、いきなり水につけてしまうと一見シミが薄くなるように見えますが、実は繊維の中に、シミが入り込んでしまい、逆にかなり落ちにくくなってしまうんです! ここ注意です!
◆生地を傷めないよう漂白処理 (洗濯表示で漂白が不可となっているため、このような場合、家庭で漂白処理はオススメしません。)
◆きれいに落ちました。
◆まとめ
●ハロウィンでまた使えればいいor最悪捨ててもいいなどの品物の場合
⇒家庭洗濯でも十分に血糊を落とす事が可能でしょう。
●私服orきれいに真っ白に落として欲しいなどの品物の場合
⇒血糊がついた状態から何もせず、初めからクリーニング屋さんにもっていきましょう。
シミ抜きの鉄則通りに、シミ抜きをする事で、血糊がきれいに落ちてくれる確率があがります!
柏崎市内でのご依頼はぜひ北陸クリーニング工場(新潟県柏崎市)まで!