本日は毎月定例のしみ抜きの勉強会。
日々、衣類やシミの種類も多様化する中で、クリーニング店も勉強していかなければなりません。
このシミはどうやったら落ちるか、こーいう衣類は気をつけたほうがいい、など、会員が経験したうまくいったしみ抜きケースや、逆に失敗したケースなどを共有し、相互に売上アップ、ひいてはお客様の顧客満足度向上に努めるべく、本日も勉強をしてきました。
さて、そんな中で本日の(個人的な)目玉は【着物の色修正】
着物は絹(シルク)でできています。
シルクはとてもデリケートな繊維のひとつ。
しみ抜きも一歩間違えれば、取り返しのつかなくなってしまいます。
下の生地は、練習用に予め白く色を抜いたものです。
どうしてかというと・・
今回の着物の生地の色は紫。
その上に、例えば、食べこぼしや、汗シミが黄色く変色してしまったりして、「シミ」となるわけです。
その「シミ」を抜く工程の中で、「漂白」という作業があります。
読んで字のごとく、白を漂わせる、要は白くシミを抜いていくわけです。
その時に頑固なシミを漂白していくと大抵の場合、地の色(今回でいう紫色)が抜けて白くなってしまうんです。
(今回のように、真っ白になる事はないですが、今回は極端に白く抜いた練習用の生地で色修正を試みています。)
シミがとれ、地の色が白くなったところに、地の色に限りなく近い色で部分染色していくわけです。
まず全く同じ色というのは不可能ですので、染料とこの色同士の掛け合わせで、限りなく近い色を作っていく、
非常に高度なテクニックです。
ちなみに、右半分は講師の先生が、お手本で色を入れて頂きました。
さて左半分をやていきます!
ちなみに、ただ、紫色を作って色を入れるだけでは、限りなく近い色は出せません。
企業秘密というか、まあ色々なテクニックを教わりながら修正開始です。
だいぶ近い色が入ってきましたが、まだなんか違う・・・・・
お?近づいてきたか? でもまだまだだな・・・
きた!!!! つなぎ目を隠すともうわからないレベル!!ヽ(・∀・)ノ
最後に、繋ぎ目を~~~で~~~というふうに色をいれていくと、
自然な仕上がりになりました。
よく見ればわかりますが、遠目から見れば、全くわかりません!!
いや~難しい!
しみ抜きや色修正の技術はとても高等な技術で、まだ私も苦手な品物や苦手な分野も多くあります。
ただ、今回のように、自分の苦手な分野のしみ抜きや色修正だったとしても、当店のネットワークを使う事で、難しい色修正でもできてしまいます。
シミがついて着るのを諦めていた衣服、カビだらけの礼服やブラウス、目立つところに大きなシミが・・なんてお洋服でも、
諦める前にぜひご相談ください。
もう一度衣類に命を宿すべく、最善を尽くします!
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