実は先日、東京の知り合いと、こんなやりとりがありました。
「ルシアンペラフィネのニットセータークリーニング出したら縮んで返ってきちゃったんだよね。」
※カシミヤの王様、ルシアンペラフィネ!
めっちゃ高級なカシミヤのセーターです。
特に金額の高いセーターはこんなお値段・・・
クリーニングに出したら縮んで返ってきた?!
あらら、どんな洗い方してるんだ?
そうは言っても、縮ませてしまう気持ちもわかるんですよね。
ウールは揉めば揉むほど縮んじゃいます。
縮みにくいドライクリーニングでも、強めに洗えば、多少縮んでしまいますし。
お酒こぼしたとか、かなり強い汚れがついた場合、仕方なく水で洗う場合もありますから。
大手さんが技術持っていないとは言いません。
むしろ技術はあると思いますが、高い品物、お気に入りの品物をクリーニングに出すなら、細かいところまで目の行き届く行きつけのクリーニング店を探した方がいいでしょうね~
さてさて、そんなお話から続きまして、
最近では、「家でニットセーターを洗濯をしてしまったら縮んでしまった、だから伸ばして欲しい」、とご相談に来られる方が増えたな~って気がします。
◆お気に入りのニットセーターが縮んでしまった!!《゚Д゚》そんな時の対処法
秋の定番アイテムニットセーター、おしゃれで暖かくて、誰もが1着は持ってるんでは?
そして着たら必ず汚れます。
そして、困ってくるのがお洗濯方法。
今回は、
・表示も何も見ず、洗濯機でぐるぐる回してしまったら、縮んでしまった。
・水洗い可って書いてあったから洗濯機でまわしたら縮んでしまった。
・洗濯機のドライコースで洗ったんだけど縮んでしまった。
そんな、縮んでしまったニットセーターを(家庭で)伸ばす方法をご紹介します♪
◆そもそもなぜニットセーターはお洗濯で縮むの?
簡単に言うと、毛と毛が絡まるから。
【水洗い可】と表示されていても縮みます。
基本的に、ウール素材は水洗いは絶対ダメです!(家庭洗濯では)
でもなんで【水洗い可】と表示されているのか、
例えば【素材に含まれるウール割合が少ない】などの理由で【水洗い可】にしている場合が多いと考えられます。
要は、洗えば縮むけど、多少だよ!
水で洗えた方が、「家でも洗えるから買おう!」と消費者(お客さん)にも購買を促せますしね。
そんなメーカーの意図が伺えます笑
◆ウールの仕組み
ウール(毛)はスケール(ウロコ状)の特徴を持っています。
水に濡れると、水分を含みやすく、その際に、ウロコが開きます。
その一本の繊維の開いたウロコとウロコの間に、また別の一本の繊維のウロコが絡みます。
よって揉めば揉む程、激しく縮んでしまいます。
またドライクリーニングで洗ったけど、多少縮んだってケースもあります。
日本は湿度の多い国。既にいくらかの水分が既にウールに入ってるわけです。
公定水分率っていって、綿なら〇%、毛(ウール)なら〇%、水分が元々含まれてますよ、って指標もちゃんとあるんです。
だからドライクリーニングで洗っても、多少縮んでしまう場合もあります。
ですから、クリーニング師からすると、洗濯機にウールのセーターを入れてガラガラ回すなんて、いくらドライコースが普及してるとはいえ、恐ろしくてできませんΣ(゚д゚lll)
特にカシミアは。
では実際にどうやって伸ばしていくのか
◆家庭で出来るニットセーターの伸ばし方
(準備するもの)
・たらい
・お湯(お風呂よりぬるめ)
・ジメチコン入りのトリートメント剤
・バスタオル
・型紙 腕部分、胴体部分
(ダンボールなどで縮んでしまったニットセーターより少し大きめのサイズにカッティングしたもの、、また端っこを丸くカットしておく)
(伸ばし方)
①漬け込み
たらいにぬるま湯を作る
トリートメント剤を溶かしながらトリートメント液を作る(この時ぬるま湯なのは、溶かしやすくするため。またかなり溶けにくいので、手で少しずつ溶かしながらいれていくような感じで)
※ジメチコン
シリコンの一種。市販で売られているもので入ってるものがトリートメント剤になる。
なのでジメチコンが入っているトリートメント剤でなければならない。
縮んでしまったニットセーターを入れ10分程度浸し、液の中で縦横引っ張って伸ばしていく。
②自然乾燥で伸ばす ※乾燥機は絶対使わない!
水分を手でしぼったあと、垂れない程度までバスタオルなどで水分をとっていく
あらかじめ作成しておいた、切った型紙を中にいれて、成形していく。
この時、縮んだニットセーターより大きめの型紙なので、ピッタリ伸びるようにジリジリ入れ込んでいく。
この時注意!
・型紙が大きすぎない事。薄くなったり、破れてしまったりしないように。
・型紙の端っこを丸くカットしておかないと、角があたり、突き破ったり、ニットが一部だけ伸びてしまう。
しかし
◆アンゴラやカシミヤは要注意!
アンゴラや、カシミヤは伸びにくいです。
(これはあくまで、数多くのニットセーターを伸ばしてきた感覚ですが)
アンゴラやカシミヤってかなり肌触りもよく、値段も割高です。高級品に使われている場合が多いです。
普通ウールのよりかなりデリケートな素材ですので、ご自身でやるにはかなり注意が必要です。
◆家庭でやるには意外と手間
一度やってみると意外と手間がかかります。苦笑
・ダンボールでの型紙作成が結構めんどくさい。
ニットセーターの胴体くらいのダンボールって家庭じゃ意外とないんですよ。。
じゃあスーパーにもらいに行きますか?きれいなものかどうかわかりませんよね。。
・ジメチコン入りのコンディショナーの入手
家庭にあればラッキーですね。
まず一人ぐらしの男の家にはまずありません!笑
ニットセーターを伸ばすだけのためにドラッグストア行って・・
金額も1000円程度で済むなら?1000円もかかるなら? 伸ばすニットセーターがたくさんあるなら、是非買いましょう!
・たらいを用意して、お湯も用意
一人暮らしだと、まずたらいなんてありませんよね笑
・ジメチコンで代用できるが、クリーニング専門のシリコン剤にはかなわない
ジメチコン(シリコン)でも伸びる事は間違いないです!ですが、クリーニング業者が使う専用のシリコン剤とはやはり質が違います。
そんな以上の理由から今回の【ルシアンペラフィネのニットセーター伸ばし】当店(北陸クリーニング工場:柏崎市)でやらせて頂く事になった訳です。
ルシアンペラフィネのニットセーター(カシミヤ100%)
無事+8センチも伸びました!
◆こんな方は当店(北陸クリーニング工場:柏崎市)にお任せください
以上の手間がめんどくさい人
アンゴラやカシミヤなどのデリケートな素材だった場合
今回のような高級品(ルシアン・ペラフィネ)などの場合
は是非当店(北陸クリーニング工場:柏崎市)へお任せください。
◆料金(税抜き・往復分送料ともお客様負担でお願いしております)
縮んだニットセーター伸ばし:2000円
クリーニングのみ(ドライクリーニング):1600円(デラックスコース受付)
◆注意点
・ビーズやスパンコールなど装飾品がついている場合は、事前にご相談ください。
・経年劣化は防げません、デラックス(かなりソフトな洗い)をさせて頂きますが、徐々にほつれや繊維の切れが出て行く場合や、プラスチックボタンの傷み欠けが進行していく場合がございますのでご了承ください。
・フェルト化(完全に毛が縮んで固まっている状態)しているものは、ほとんど伸びませんので、お断りさせて頂きます。
諦めて頂くか、必ずご郵送前に、お電話にてご相談ください。
・色柄がはげしいものも事前ご相談ください。
・伸ばす前、伸ばした後の状態を計らせて頂いております。伸びなかった場合は料金は頂きません。その際は申し訳ございませんが送料のみご負担くださいませ。
ご相談はお問い合わせ欄からでも可能です。
当店から返信させて頂きますので、現物のお写真を再度添付し、ご返信ください。
◆LINEでのお問い合わせもOKです!
友達追加しなくてもお問い合わせが可能です♪【LINE】
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【LINEからQR読み取り】⇒【トーク】を選択 ⇒ 写真や状況をLINEにて送ってください。
※時間が空いた時、随時対応させて頂きます。
◆ご依頼~お支払いまでの流れ
当店(北陸クリーニング工場:柏崎市)までご郵送ください。※以下3点は必ず
・お名前
・返送先住所
・連絡先
※どのくらい伸ばして欲しいか一言お書きください。
縦横合わせて5~8センチ程度なら伸ばせる場合が多いですが、10センチ以上はなかなか伸びません。
(送り先)
945-0053
新潟県柏崎市鏡町7-6
0257-22-3338
北陸クリーニング工場
以上、あなたのお役に立てる事を祈って(`・ω・´)
ウールのニットセーターなんかのシミ抜きもお任せ下さい!
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柏崎市内はもちろん、長岡、上越、新潟からもご来店頂いてます~
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