先日クリーニングに出して頂いたジャケット
取り扱い表示は
ポリエステル、綿、麻
さてシミの様子はと・・・
あ、なーんだ、ポケットにちょこっとか、これならすぐに、、、
いや、ちょっとまて、もしかしたら・・・
ガーンΣ(゚д゚lll)
Yシャツのポケットなんかがよい例ですが、気づかないうちに、ボールペンの先っちょが出てしまっていて、ついてしまうボールペンシミ。
外からは一見言えなくても、中は実は結構な量のインクが溜まってるんです。
その溜まったインクを最低限とってあげないと、他のクリーニング品や、ポケットの表に色移りしちゃったりもするんです。
ですからこのような場合は最低限のしみ抜き代はかかってしまいます。。。
そこでみなさんも疑問だと思いますが、
ボールペンや油性マジックのシミ落ちるのか?
もちろん完全に落ちるとは言い切れません!
が
シミが目立たない程度まで薄くできる場合が多いです。
しかし、それには条件があります。
・水洗い品の場合、自分で洗濯してしまっていない事。
しみ抜きにはシミの種類によって落とすしみ抜き溶剤や順番が異なります。
しみ抜きの手順を間違って、水洗いしてしまうと、逆に繊維の中にシミがこべりついてしまい、シミが格段に落ちにくくなってしまいます。
・強い生地である事。
シミがインクや油性マジックである場合、少なからず、【揉む・こする】などの力が必要になってきます。
そうした場合、薄い生地や傷みやすい生地だと、色がはげてしまったり、極端な場合、破けてしまったり、なんてこともありえます。
ですから、まず薄い生地、特に薄いシルクなどのデリケートな生地の場合は、まず完全に取りきる事は不可能に近いでしょう。
インクや油性マジックはとにかく衣類につけない事!これが大事です。
料金
正直、簡単なしみ抜きだけで落ちるインク油性マジックのシミはほとんどありません。
第一段階、第二段階、と比較的高度な技術を用いてシミをとっていきますから、通常のしみ抜き代よりも間違いなく高めにはなってきてしまいます。
正直、Yシャツとかであれば、2,3回しみ抜きしたら、もう一着Yシャツが買えてしまうくらいの金額になってもおかしくありません。 ※当店の場合
お気に入りやオーダーのYシャツならともかく、普段使用されるYシャツとかなら、買ってしまった方がいいかもしれませんね。
(本当はクリーニング店としては是非しみ抜きしてください!と言いたいところですが。泣)
というわけで今回のジャケットは
きれいになりました!!
インクをうつしとったら、こんなにインクが出ました。
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